2025年開示サイクルのスコアリング対象外の回答または修正の提出期限まで1か月を切りました(11月19日)。回答を開始する

開示基準やフレームワークとの整合

CDPは、急速に変化する環境に対応するために、さまざまな組織を支援する重要な役割を果たしています。コーポレート質問書の内容を世界の主要なフレームワークや基準と整合させ、ひとつに集約することで、真の相互運用性を実現します。CDPは主要な基準を企業が活用できる高品質なデータに変換します。開示組織が回答し対策を取ることを可能にする質問書とデータポイントを、市場で共有するために1つにまとめたデータセットを提供しています。

組織はたった一度の情報開示を、あらゆるレベルの意思決定を促進する強力なマーケット・インテリジェンスに変換することができます。CDPを通じた開示は、競争の優位性をもたらし、今後の規制や市場の要求に先んじて対応することを可能にします。

 

フレームワークとの整合

CDPコーポレート質問書は下記に沿った情報開示もサポートしています。

  • GHGプロトコル

  • AFi - フォレストのためのアカウンタビリティ・フレームワーク・イニシアチブ

  • CEOウォーター・マンデート(The CEO Water Mandate)

 

 

整合状況:国際サステナビリティ基準審議会(ISSB)が発行したIFRS S2号基準と整合済み。

情報開示されたデータセット自体の価値に加え、CDPコーポレート質問書は、企業各社がIFRS S2号に準拠する上で有用なツールとなります。CDPを通じた情報開示により、企業各社は、IFRS S2号に整合したデータを自社のステークホルダーと世界市場に直接開示することができます。情報開示者とステークホルダーがIFRS S2号の要求に対する自身の進捗状況を理解できるようにするため、ガイダンスが用意されています。

IFRS S2号は、ガバナンス、戦略、リスクと機会の管理(リスクや機会の特定・評価・優先順位付けに使用されるプロセスを含む)、指標と目標(スコープ1、2、3排出量を含む)に関して、企業が報告すべき内容を規定しています。この基準は、気候関連財務情報開示タスクフォース(TCFD)の提言を完全に組み込んだ上で、それを基に構築されています。CDP質問書は、すでにTCFD提言内容と完全に整合済みです。

整合状況:ESRS E1との高い相互運用性。

CDPと欧州の基準設定機関であるEFRAGとの継続的な協力の一環として行われた共同マッピング作業により、CDPの質問書とESRS気候基準(ESRS E1)は、多くの点で共通していることが明らかになりました。これには、移行計画、目標、排出量、内部カーボンプライシング設定などの主要分野が含まれます。このマッピングは、CDPとESRSへの報告のために収集されたデータの相乗効果の特定を支援します。そのため、企業にとって複雑さが軽減され、報告効率が向上し、ステークホルダーへの透明性が高くなります。CDPとESRS E1の対応マッピングをダウンロードする。

EFRAGの主要なESRS市場採用パートナーとして、また世界の株式市場の3分の2をカバーするCDPの環境開示システムは、世界規模でのESRSの普及をサポートする重要なツールとなっています。詳しくは、ESRS報告の準備に役立つリソースをご覧ください。    

整合状況:部分的に整合済み。

CDP質問書に回答することにより、企業各社は、TNFDに適応する取り組みを開始し、TNFDに整合した主要データを自社のステークホルダーとグローバル市場に直接開示することができます。CDPは、自然に関する唯一の情報開示プラットフォームを15年間以上にわたり運営してきた実績があり、これらの報告要件を満たすための信頼できる最適なシステムを提供します。

CDPでは、現時点で部分的に整合済みであるTNFD提言に完全整合し、世界各地の市場参加者のための情報開示プラットフォームを強化することを目指しています。

情報開示者とデータ利用者がCDPのTNFD提言との整合性を理解できるように、詳細なマッピングが用意されています。

2025年の整合状況:TCFD提言と整合済み。

2018年、CDP質問書がTCFD提言に整合され、これが情報開示を義務化する多くの規制の基礎となりました。

TCFD提言とその要点を、実際の情報開示に向けた質問と標準化されたフォーマットへと変換することにより、CDPは、投資家と情報開示者向けに、TCFDのフレームワークを現実的に実践できる独自のプラットフォームを提供しています。

TCFDの成果は現在も世界経済全体で利用され続けていますが、タスクフォース自体は解散し、その責務は2024年よりIFRS財団に引き継がれました。

CDPコーポレート質問書は、GRIの「GRI 102:気候変動」、「GRI 103:エネルギー」、「GRI 303:水と廃水」、「GRI 101:生物多様性」基準に部分的に整合済みです。「GRI 102:気候変動2025」および「GRI 103:エネルギー2025」基準のCDP2025コーポレート完全版質問書へのマッピングがダウンロード可能です。

CDPが毎年公開している質問書を通じて情報を開示することにより、企業各社は、 GRIに整合したデータを自社のステークホルダーとグローバル市場に直接開示することができます。 

CDPは、サステナブルファイナンス・タクソノミーのベストプラクティス基準をCDPの情報開示システムに統合するために取り組んでいます。CDP質問書では、EUタクソノミーの目的に沿った質問を試行的に導入し、企業各社の適格性と財務会計の整合性に関するデータを収集しています。

信頼できるサプライヤーデータへのアクセス

CDPは、世界最大の環境情報開示プラットフォームとして、組織がリスクを特定し、調達に関するより良い意思決定を行い、長期的なレジリエンスを構築するためにサポートしています。すでにCDPを通じて環境情報を開示している組織は、メンバーになることでより深いインサイトを得て、サステナビリティへのインパクトを拡大できます。

CDPサプライチェーン・メンバーシップの詳細、ベネフィット、参加方法、その他についてはこちらをご覧ください。

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