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フォレスト
CDPは、進捗状況を評価・報告することで、森林に関連する依存、インパクト、リスク、および機会を測定して管理する機会を企業、金融機関、自治体の皆さまに提供しています。
森林は、最も重要な陸上生態系の1つです。気候調整、水源涵養、生物多様性の維持といった公益的機能によって多くの経済セクター支える上でも、重要な役割を果たしています。生態系の転換は、主に森林を農地転換して農産物を生産することが原因で進行しており、今日私たちが直面している最も深刻な環境問題の1つです。
土地利用の変化をより広範に把握するため、CDPは、その開示の枠組みを使って、森林を含む全ての陸上自然生態系の転換をなくす取り組みの進捗状況を追跡しています。将来的には、CDPは各組織に対し、その所有地・管理地における影響の最小化に向けた進捗状況の開示と、自然生態系の回復に向けた取り組みの拡大を要請していく予定です。
企業はCDPコーポレート質問書に回答することで、環境情報を開示自社の環境データを開示することができます。投資家はキャピタルマーケッツ署名機関として登録することで、世界最大の企業や主要な購買機関から提供されるデータにアクセスできます。フォレスト・チャンピオンズ・プログラムの下、各署名機関は、カスタマイズされたポートフォリオのスクリーニングをデューデリジェンス、エンゲージメント、意思決定に利用することができます。
世界的な背景
世界の森林の総価値は、2020年における世界の株式市場価値のほぼ2倍に相当します。
世界の二酸化炭素排出量のうち、森林減少と森林劣化によるものの割合は10%。です 熱帯雨林の減少理由の約4分の3は、牛肉、大豆、パーム油、および紙の生産が原因です。
リスク
評価を実施した企業328社の報告による、森林減少の影響による潜在的な損失額です。
報告された評判リスクや市場リスクに関連するインパクトの割合です。
自社のサプライチェーンでの森林関連の物理的リスクを報告した企業の割合です。
機会
森林関連の機会が多大な戦略的・財務的メリットをもたらす可能性を認識している企業の割合です。
回答企業の33%のみが公開した、潜在的なビジネス機会の額です。
環境負荷を低減した製品の供給増による潜在的な機会は、特定された全機会の総額の3分の1以上です。