透明性からアクションへ:CDP がアースポジティブな未来に向けてブランドを刷新
世界有数の情報開示プラットフォームは、25年目を迎えるにあたり、気候と自然への有意義なアクションを促進するために、改めて透明性に焦点をあてます。
2025年1月14日(ロンドン): 2025年は、環境アカウンタビリティにとって極めて重要な節目の年であり、CDPはブランド・アイデンティティを刷新して、高まる透明性への要請に応えます。 これは、差し迫る気候と自然の危機に取り組むための新しい戦略を表すものであり、情報を表面化させ、将来世代を守るためにアースポジティブな決断を下せるようにするというCDPの目的を強調するものです。
四半世紀にわたり、CDPは環境データの開示を通じて、組織が情報に基づいた意思決定を行えるように支援してきました。気候危機が深刻化し、生物多様性が減少する中、CDPは増大する課題と市場の需要に対応するためにその役割を進化させます。 刷新されたブランド・アイデンティティは、人と地球とビジネスのバランスを保つというビジョンに導かれた進化を反映しています。
CDPは、世界で最も包括的な開示データを提供し、環境問題への世界的な取り組みを支援しています。140兆米ドルの資産を誇る700社以上の投資家と、6.4兆米ドルの購買力を誇る330社のサプライチェーンメンバーがこのデータを活用し、情報に基づいた意思決定を行い、リスクの管理、機会の特定、そしてよりスマートでサステナブルなビジネス上の意思決定に役立てています。
CDPの情報開示プラットフォームを通じて、企業はすでに16兆米ドルを超える気候と自然関連の機会を特定しており、イノベーションと長期的な収益性を推進する上で、サステナビリティの果たす役割を明らかにしています。 CDP は透明性とアースポジティブなアクションを推進することで、地球の利益と企業の利益が一致する未来の創造に貢献しています。
CDP CEOシェリー・マデーラ:ビジネスは変革を推進する力を持っており、透明性は気候変動の解決策を解き放つための入り口です。しかし、透明性は単なる報告ではありません。それは決定的なアクションを促進する戦略的投資です。透明性を新しいブランドの中核に据えることで、CDPは組織に、より賢明でアースポジティブな決断を下すために必要なツールと洞察力を提供します。このアプローチにより、人と地球とビジネスのバランスが保てるだけでなく、将来世代のために積極的に協力し合うことができます。
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編集者へのメモ
アースポジティブ:アースポジティブとは、事業目標の達成と並行して、環境を保護・回復し、地球への悪影響を低減するような方法でアクションを起こすこと、また、他社にもアクションを促すことを意味します。アースポジティブな意思決定とは、地球の最善の利益を念頭に置いてアクションすることです。それは考え方であると同時にアクションへの指針でもあります。
CDP について
CDPは、世界で唯一の独立した環境情報開示システムを運営するグローバルな非営利団体です。環境報告のパイオニアとして、透明性と変革を推進するデータの力を信じています。ビジネス、資本、政策、科学のリーダーと提携し、アースポジティブな意思決定を可能にする新しい情報を提供しています。2024年には、24,800社以上の企業と1,100以上の自治体がCDP質問書を通じて環境情報を開示しました。世界の運用資産の4分の1以上を保有する金融機関は、投資や融資の意思決定のためにCDPデータを活用しています。CDP質問書は、ISSBの気候基準であるIFRS S2への整合をはじめ、重要な情報開示基準やベストプラクティスをひとつのフレームワークに統合しています。 CDPはグローバルなチームで、人と地球と経済の真にバランスのとれた世界を築きたいという共通の願いで結ばれています。詳細については、cdp.net にアクセス、または@CDPをフォローしてください。
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CDP Worldwide-Japan 広報担当|press.japan@cdp.net